皆さま、おはようございます。
晴天の週末、いかがお過ごしでしょうか。
このところの晴天で、帰り道が暑くなってしまうので
今朝からウォーキングに出る時間を、4時半に早めました。
土曜日ということもあり、早朝でもガンダム広場には観光客が、、
さて、今日は久しぶりにCaro-Nan Bagの紹介します。
お客様からリクエストがあり
1月買い付け分の未手入れの箱の中からCaro-Nan Bagを出してきました。
だいぶ前にBlogでも取り上げましたが
Caro-Nan Bagというのは、1950年代から1970年代に
アメリカのミシシッピ州ジャクソンで二人の女性作家により作られた
手作りバックのことです。
カロリン・マクダニエルズさんとナンシー・スティールさんの名前を合わせて
Caro-Nan と名付けられたようです。
ベースは木製のバスケット型で、背の高いタイプと低いタイプがあります。
こちらは背が高いタイプです。
街並みが描かれたトラベルシリーズの場合は
上蓋に製作した年のコイン(Penny)が貼られています。
ハンドメイドなので、上蓋のデザインやメッセージはさまざまで
上の作品には「Welcome Joy」と書かれてます。
当時は通信販売を受け付けていたようで
その際に、メッセージや街並みのリクエストもできたようです。
以前入手したものには、裏蓋に「17歳のお誕生日おめでとう」と書かれていたり
実際のストリート・ショップ名が入った街並みが描かれたものもありました。
バスケットの内側は、キルト生地が貼られていて
どのシリーズにも、裏蓋にはCaro Nanとサインが入っています。
こちらは、1960年製と古いタイプなので
サインが薄くなっていますが、よく見ると確認できます。
なかなか出会えないのですが、白いCaro Nan Bagもあります。
こちらは1974年製、サインもはっきり確認できます。
Caro Nan Bagは、使わなくなっても飾っておく人が多いので
実はお手入れが大変です。
木の編んだ部分は埃が溜まりやすく、掃除機では撮れません。
綿棒を使って一列づつ丁寧に埃をとります。
中のキルト部分は掃除機をかけた後に粘着テープでお掃除します。
こちらは、(まだ未手入れですが)背が低いタイプ
これはトラベルシリーズではなく、フラワーシリーズなので
上蓋にコインはついていません。
(裏蓋にサインは入っています。)
Caro Nan Bagは、当時とても人気があり
大手のメーカーから、買収の話がいくつかあったようです。
カロリンさんとナンシーさんは、自分たちの手作りにこだわって
大量生産することを拒んだそうです。
そして、その人気からCaro Nan Bagもどきも存在したようで
こちらは、トラベルシリーズのデザインをまねた木製バック。
かなり精密に描かれてます。
当時から、人気のあるものは真似されやすかったんですね。
カロリンさんとナンシーさんの工房は、今どうなっているのでしょう。
叶う事なら、お二人が作業している場を見てみたかったです。
話は変わりますが、明日は大江戸骨董市に出店します。
有楽町駅側、中央列の一番先頭にいます。
銀座方面にお出かけの際は、ぜひ遊びにお出かけください。
皆さま、どうぞよい週末をお過ごしください。