グランドキャニオンのサウスゲートから
車で北に約3時間、ユタ州のKanabという町にやってきました。
州は越えましたが、ほんの10分でアリゾナ州という州境の町です。
困るのは、ユタ州ではサマータイム中、
アリゾナ州はサマータイムを実施しないので
この10分の距離に時差があります(笑)
この町のビジターセンターで
毎朝9時にThe Waveに行く抽選が行われます。
The Waveは、アメリカでも有名な秘境で、
アリゾナ州バーミリオンクリフ国立公園内にあります。
美しい景観の保護のため
一日20人しか入ることができません。
インターネット抽選で10名
そして、このビジターセンター抽選で10名です。
ネット抽選は4か月前だったので、私たちは現地抽選に挑戦です。
申し込みは毎朝8時30分から
私たちはKanabの町に滞在しているので問題ありませんが
すぐ隣のアリゾナ州の町から来るときには
時差があるので遅刻しないよう注意して下さい。
申し込みはグループ単位です。
10名限定なので、最初に当たったグループが10名なら
それで終了になります。。。
申し込みの前に、担当の方から
The Waveに行くのはかなりの体力と準備が必要だとか
生きて帰るためには、必ず一人1ガロン(4ℓ)の水を持参することとか
日中はかなりの高温になるので
日が高くなる前に戻ることなどなど
たくさんの注意事項が伝えられます。
第一日目の抽選、師匠はNo7です。
残念ながら、当たりませんでした。。。
申し込みは19組、5組10名の方が当たりました。
明日も挑戦です!
気を取り直して、
まずはLower Antelope Canyon Tourに行くことにしました。
「アンティロープ キャニオン」はナバホ族の土地にある
美しい渓谷です。
ナバホ族のガイドさんと一緒でないと入ることはできません。
ガイドツアーは一人約50$
人気のツアーで、1時間後のスタートになりました。
私たちは、The Wave の抽選次第で予定が変わりますが
事前に予定が立てられる人は、ネットで時間指定の予約できるようです。
駐車場で待機し、15分前に集合場所へ。
出発まで、ナバホ族の方の踊りを見ます。
まずは、ピンク色の砂の上を歩いて、渓谷の入口に向かいます。
私たちのガイドはStacyさん
私たち以外に、フランスから来たカップルと台湾のファミリーで
グループは全部で9名です。
Stacyさんから、グループはファミリーなので離れないこと
水を飲み、熱中症にならないよう注意すること
フラッシュ撮影は禁止、写真撮影なので勝手な行動をしないようになど
注意事項を聞き、中に入ります。
階段が用意されていて、この岩の中を下へ下へと進みます。
途中かなり狭い場所などもあるので
バックやリュックの持ち込みは禁止です。
カメラ、携帯、水のみが持ち込めます。
では、水と風と太陽によってつくられた美しい岩の芸術をご覧下さい。
徒歩で、この美しい岩の間を下ったり、登ったりします。
途中でガイドのStacyさんが、いろいろな話をしてくれるのですが
とてもわかりやすい英語です。
彼女は、グループの人に何かあった場合のEmergency Waterを背負い
グループ最後尾の人にも常に注意を払い
そして、撮影ポイントになるとどの角度でどのように撮ると綺麗に写るか
教えてくれます。
しかも、それぞれの人の携帯を取り、設定をパパパッと変えて
芸術作品のような写真にしてくれます。
携帯の機種はそれぞれ異なるのに
何の躊躇もなく、簡単に作業をします。
例えば、師匠が撮った写真 ↓
Stacyさんが設定を変えると、、、
プロフェッショナルな仕事ぶりに
尊敬の気持ちをこめて
I love Stacy♡
楽しかったです。ありがとう。
このガイドツアーは、約1時間半の徒歩ツアーです。
地上にあがると
恐竜の足跡があるという岩を見せてもらいました。
さて、このツアーが終わり
まだ時間が早いので、Horseshoe Bend に寄ることいしました。
グランドキャニオンを見た時に
崖と崖の間を流れるコロラド川が気になっていたのですが
このHorseshoe Bendは、コロラド川が馬蹄の形で急なカーブを描いている場所です。
駐車場から、15分から20分歩きます。
午後の暑い時間帯だったこともあり
入口には、警報が出ていました。
ここは入場無料ですが、子供連れの方は注意が必要です。
まず、見物できる箇所までかなり歩きます。
行きは下り坂ですが、帰路が砂地の登坂でかなりきついです。
そして、柵などは一切ないので、落ちても自己責任です。
実際に2010年にスペインから来た観光客の方が落ちて亡くなったそうです。
では、Horseshoe Bend ご覧ください。
流れる川をよーく見ると
川下りをしている船が見えます。
ボートでの観光ツアーもいろいろあるのですが
冷静に考えると、ボートに乗っている間、炎天下にさらされるということなので
今回はパスしました。
4月頃ならボートツアーも楽しいかもしれません。
せっかくのHorseshoe Bend
もっと高いところから見ようと岩山に登る私
師匠は怖がって登ってきません。
雄大な自然を満喫したのですが
このあと駐車場まで
気温40度以上の炎天下、しかも砂場の上り坂
キツカッタです。。。